大分類として「ペーパー試験」、「個別考査」、「グループ考査」、「運動能力考査」、「面接」があります。これらの全てが出るとは限りません。1つだけだったり組み合わせだったりします。
「ペーパー試験」とは文字は書かせず、指示された色のペンを使い正解だと思うものに印を付けるテストです。例外として、東京で2校だけ平仮名で解答用紙に名前を書かせる小学校があります。ペーパーには科目があり、図形・数量・言語・常識・理科・推理・記憶・巧緻性などで、その全てが出るわけではなく、適度に選ばれて出題されます。また学校により出題傾向があり対策は立てやすいかも知れません。しかし、最近では国立や私立を含めてペーパーをなくす傾向にあり、ペーパーレス校は増加しています。
「個別考査」とは子どもと試験官が1対1でカードやパネル、物などを使い出題します。個別考査自体は昔からありますが、最近はペーパーがなくなりつつある反面、個別考査に時間をかける学校が増えています。ペーパーなどの暗記力ではなく、思考のプロセスを知ることで、子どもの能力を判断します。
「グループ考査」とは集団の中で自由に遊ばせて協調性を見たり、課題を与えてその行動を観察したりします。お遊戯やゲーム、絵画、制作、巧緻性もグループ考査の枠で行います。ここでは、元気に挨拶ができること、まわりの子どもに思いやりを持った行動をとれること、言われた指示通りに動けること、きちんとマナーが守れることなどがポイントとなります。
「運動能力考査」は、スキップ、体操、障害物レース、ケンケン、縄跳び、ボール投げ、平均台、跳び箱、マット運動などの身体全体を動かす科目です。普通の運動能力があれば練習しなくてもでき、飛び抜けて優れている必要はありません。運動能力を測るのが目的ではなく、指示を理解し、決められた行動を取ることができるのかを調べます。
「運動能力」とは、与えられた指示をしっかりと聞き、集団の中で指示通りに運動を行えるか、というところに重点が置かれ、運動神経そのもの自体はあまり関係がありません。
「面接」には「子どもの面接」、「保護者面接」、「親子面接」、「母子面接」などの種類があります。年々、国立の面接はなくなりつつあります。一番多いパターンは「親子面接」です。「母子面接」は母親の目の前で子どもにエプロンを畳ませたり、箸を正しく置かされたりが試されます。
* 面接での注意 :受験では、子供だけに留まらず親も評価対象です。子ども関係の話(受験理由、教育方針、しつけの仕方、子どもの紹介など)以外にも、自身の趣味や、生活など、「子供の鏡」としての姿も見られます。面接日には、子供も親も、モノトーン基調のシンプルで動きやすい服装にし、身だしなみには気をつけるようにします。